鎌倉 長谷寺
江ノ電長谷駅から海と反対側へ歩いて数分。
長谷寺の門が見えてくる。
長谷寺の正式名称は、『海光山慈照院長谷寺』という。
浄土宗系の古刹。
見所は沢山あるが、時間の関係で、今回は観音堂、経蔵、弁天窟をまわった。
下の写真は『経蔵』の中にある『輪蔵(まわり堂)』です。
その説明によると『輪蔵は中国梁時代(五世紀)の学者傅大士の発明によるもので、蔵内には一切経が納めてあり、時計回転方向へ一回まわすと一切経を一通り読んだと同じ功徳があると云われております。』とあります。
何ともコンビニエンスな発明ですね。
私はまわしていませんが、見ているとかなり重そうでした。
そしてこれは観音堂、中には大きな金箔の観音立像が収まっていました。
(2007/09/23)
宗教の日本地図
- 作者: 武光誠
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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全国47都道府県別に縄文弥生時代から近代にかけての宗教の変遷を簡潔にまとめてある。ただし、地域別に説明することで宗教の地域性を説明しようとしたものだが、都道府県という枠組みが新しいため、うまく地域性を説明できない部分も出てくる。この本で宗教(に限らないだろうが)の地域性とは、山や海などの交通傷害による地域性と江戸時代などの藩の縛りによる地域性が影響として大きい事が分かる。
また、それぞれの都道府県の有力寺社が書いてあり、旅行する際にすごく参考になると思われた。
宗教の自由
下記、ローマ法王のコメント『神の名のもとに無実の人を殺すことは犯罪だ』に共感する。
ローマ法王「EU入りには宗教の自由必要」
「欧州連合(EU)入りを目指す国は宗教の自由を尊重しなければならない。神の名のもとに無実の人を殺すことは犯罪だ」――。ローマ法王ベネディクト16世は30日、東方正教会のバルトロメオス総主教と共同声明を発表し、EU入りを目指すトルコに注文をつけた。
宗教指導者の声明で政治を取り上げるのは異例。風刺画問題でキリスト教の神父がトルコで相次ぎ襲われたことを批判した。法王は28日、トルコに到着直後、初めて同国のEU入りを歓迎する意向を示していた。(カイロ=森安健) (07:01)
当たり前のことだが、さらに言うなら『無実の人』ではなく、『神の名のもとに人を殺すことは犯罪だ』であると考えている。この場合、頭に付く『神の名のもとに』が重要だ。私は、『神の名のもとに』何人たりとも殺してはならないと考えている。
死刑反対論者ではない。死刑は、『神の名のもとに』行うものではなく、『人の名のもとに』行うものだと信じているからだ。
神に責任を転嫁してはならないだろう。
まず間違いなく、死刑の判断を下すのは、『神』ではなく『人』であるから。
キリスト教の過去の血なまぐさい歴史を考えれば、法王の言っていることも価値が薄れるが。
私は、日本に生まれて良かったと思う。ほぼ仏教国である日本。海外や国内の人達からも、日本人の宗教感について悪く言われているが、これほど宗教・宗派で争いの少ない国は無いのではないだろうか。
基本的に仏教に、その傾向が強いと思うが、日本人の宗教観がさらにそうさせてきたのではないだろうか。
いま、僧侶への道
- 作者: 木精舎編輯所
- 出版社/メーカー: 三修社
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- メディア: 単行本
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一般社会人を経て在家から僧侶になる人のために、様々な角度からアドバイスしている。また、より具体的な内容になっており、宗教宗派も代表的なものについて一通り述べられている。実際に、在家から僧侶になった方々へのインタビューも豊富で、これか僧侶になる人には大変参考になると思われる。
ここで最初から最後まで、在家から僧侶になるにあたっての問題として取り上げられているのがお金の問題である。
- 僧侶になるまでに必要な費用
- 僧侶になってからの生活費
どちらも実際に僧侶を目指すと現実的な問題である。僧侶になるために必要な、各宗教での具体的費用と施設について列挙されており、また僧侶になった後、いかに生活していくことが厳しいか説明されている。
ここがこの著書の特長であり、抽象的な話の多い中、実用書的な存在として価値が高い。